『索引 ~の歴史 書物史を変えた大発明』
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ISBN:4334100317
索引をめぐる物語は、冊子本や活版印刷の発明などの書物史とともにあり、情報処理の歴史でもある。ドイツの印刷所、啓蒙派のコーヒーハウス、小説家の居間、大学の研究室を巡り、皇帝や法王、哲学者、首相、図書館員、プロの索引作成者たちを取材。索引が異端者を火刑から救った逸話、索引で政敵を挑発する流行なども紹介しつつ、13世紀の聖書の写本から今日の電子書籍にまで連なる道筋を描き出す。読書家垂涎の「索引」秘史!
★★★朝日新聞朝刊で書評(藤野裕子氏評、2023年12月9日)
★★★日本経済新聞朝刊で書評(山本貴光氏評、2023年9月30日)
★★★読売新聞朝刊で書評(小川哲氏評、2023年9月24日)
★ニューヨーク・タイムズ紙
「注目すべき本」「編集者推薦書」
★ニューヨーカー誌、タイム誌、ワシントン・ポスト紙
「ベスト・ブックス・オブ2022」
巻末に結晶した人間の知恵とドラマ!
・「アルファベット順」配列の発見!
・火あぶり回避! 写本時代の索引家の苦闘。
・かつて政治家たちは索引で論敵をdisった?
・小説に索引は必要? 逆に索引だけの小説とは?
・ウェブ検索は「すべての知恵に通じる鍵」か?
・電子書籍時代、それでも索引が重要な理由とは?
■多くの人にとって、本の巻末にある「索引」は、単に項目のある場所を知るための付録にすぎないかもしれない。だが、索引の発明と活用によって、人の情報処理能力は進化してきたのである(かつては何かをアルファベット順に並べることすら自然な行為ではなかった)。また、索引には作り手の野心や執着、快楽と遊び心が現れることもあるし、政治闘争の道具として用いられることもあった。
■ドイツの印刷所や啓蒙派のコーヒーハウス、小説家の居間や大学の研究室を巡り、皇帝や法王、哲学者、首相、詩人、図書館員、そしてプロの索引作成者たちを取材して、13世紀のヨーロッパの修道院から21世紀のシリコンバレーにまで連なるその興味深い道筋を描き、索引がいかに異端者を火刑から救い出し、政敵を挑発・攻撃し、そして今日のような読み手を生み出してきたのかを明かす。そしてこの「検索の時代」においても、私たちは皆生まれながらの索引家であり、過去800年間もそうであったことを示す。
■①コンピュータ自動生成の索引、②プロの索引家による索引、そして③日本版オリジナルの索引の3種の索引を収録
心を奪われる。
――フィナンシャル・タイムズ
軽妙だが手広く論じ、大胆。アカデミックな探求のはずが、まるでF1レースのように白熱している。
――ピーター・コンラッド(オブザーヴァー紙)
職人技。
――プロスペクト誌
じつに素晴らしい。皮肉に満ちて、気が利いていて、読んでいて楽しいこの本からは多くのことを学んだ。
――スコッツマン紙
読みふける価値のある本。
――グレッグ・ジェンナー(歴史家・作家)
この本が大好き。索引の物語は本格的なアドベンチャーだと知った。
――スージー・デント(辞書学者)
すこぶる魅力的な本。索引は、食事でいえばメニューのようなものだ。往々にしてそれが一番の見どころだったりする。
――エコノミスト誌
索引なんて少数者のみが関わるニッチな分野に思えるが、ダンカンの筆にかかれば、それがちょっとした奇跡に変化する。本書は本や印刷やページ番号の必要性に関する本というだけでなく、読書の本質、人間がいかに物事を理解し、分類し、世界とつきあっていくか、についての本である。
――ケイト・ワイルズ(ヒストリー・トゥデイ誌)
平凡で地味な索引にこんなにも複雑でヤンチャな経歴があったなんて! 史上最も洗練された検索ツールである「索引」、そのデザイン、利用法、そして小ずるい悪用法までを明かしながら、博学な著者が古代から現代にいたる壮大な旅に連れていってくれる。ためになって(→多くのページで)、面白い!(→同上)
――デイヴィッド・ベロス(翻訳者・伝記作家)